【一億人の英文法と英会話】効果は確実にある!しかし即効性を求めるなら瞬間英作文がおすすめ。
一億人の英文法は英会話力アップに十分繋がります。
しかし即効性はありません。
英会話の本ではなく、あくまでも文法書です。
ただし「話すための文法書」です。
よって、一億人の英文法は英会話を練習している人にも十分おすすめできる1冊です。
今回はなぜ一億人の英文法が英会話にもおすすめかを解説していきます。
「話すため」の文法書
まず一億人の英文法は話すことを目的とした文法書です。
従来の参考書のような大学受験の突破のみを目的とした「英文和訳ができればいい」というものではありません。
むしろその事実こそが多くの人の話せない英語学習を生んできたのでしょう。
話すために大切なのは英語のシステムを理解すること。
英語のシステムを理解するために本書は、ネイティブの感覚を教えてくれるのです。
ここでシステムやネイティブの感覚と言っても、なんのことやらと言った感じですが、とにかく「英語はそうなっていたのか!」とハッとさせられるのです。
これまでみなさんを苦しめてきた意味不明な文法ルールをいとも簡単に感覚で理解することができます。
「ネイティブの感覚」で英会話力アップ
ネイティブは僕らが苦しんでいる文法にもいとも簡単に理解します。
例えばです。
Are you student?
Am I surprised!
Yesterday, we had a party.
以上の文は全て配置転換が行われています。
簡単に言うと、文頭に後ろの単語がきているということです。
通常でしたら、
you are student.
I am surprised!
we had a party Yesterday.
となっています。
「疑問形なんだからBe動詞を頭に持ってくるのは普通だろ」
そう思われるでしょう。
では、”Am I surprised!”はどう説明するのでしょうか。
ネイティブは配置転換することで、「感情・意図」を表しているのです。
・疑問に思って感情が大きく動いているということ
・とても驚いたということ
・「昨日ね!」を強調したかったということ
このようにしてネイティブは「特有の感覚」を持って英語を使っているのです。
⇒【ingの感覚は躍動】
英語力が上がれば自ずと全ての力はアップする
一億人の英文法は英語に対する感覚をガラリと変えてきます。
そして、英語の文法ルールが面白いように身につきます。
英語のルールである文法をマスターすれば、英会話力がアップするのは自明なことです。
決してスラスラと話せるようにはならないでしょう。
それでも言葉を選ぶセンスが圧倒的に磨かれます。
英語学習のずっしりとした土台を作るんだと考えましょう。
土台さえ作ってしまえば、英会話学習も捗ります。
反対に土台がないのに、会話英文を丸暗記している学習はたくさんいます。
一見英語を学んでいるふうにそれっぽく見えますが、すごい脆いと思います。
長期スパンで考えた場合、ゆっくり土台を固めた学習が圧勝です。
毎回言っていますが、一億人の英文法は英語学習における高速道路へのインターチェンジなのです。
より実践的なのは「ラジオ英会話」
英会話を目的に一億人の英文法を学ぶのであれば、「ラジオ英会話」と並行して学ぶのを強くお勧めします。
ラジオ英会話は一億人の英文法の著者である大西泰斗先生が講師を務める音声講座です。
内容は一億人の英文法とほぼ同じで、「話すための英文法」を目的としています。
より会話・実践形式に特化しているのはラジオ英会話の方です。
音声ということもあり、移動中や隙間時間でも一億人の英文法を学ぶことができます。
音声とテキスト、並行して進めることで効率も二倍に。
さらにラジオ英会話は、実践のための会話や英作文のセクションがあるので、かなり英会話向きの力がつきます。
英会話力をあげたい方は利用されることをおすすめします。
オーディブルで無料でダウンロードできる方法があるのでぜひ一度聞いてみてください。
単にコミュニケーションをとりたいのなら瞬間英作文
しかし中には「今すぐ会話ができるようになりたいんだ!」という方もおられるはずです。
そんな方には、一億人の英文法は向きません。
とても時間がかかるので、やめたほうがいいです。
すぐにでも話せるようになりたい方は、瞬間英作文をオススメします。
これをガチで10周くらいすれば、拙い会話はできるようになります。
(素人から見ると「あいつすげー!」ってなるレベルです。)
できれば、全英語学習者にゆっくり時間をかけて一億人の英文法を読んでいただきたいです。
それくらい革命的な1冊です。