【一億人の英文法とForest(フォレスト)】どちらも別物。両方使ってみた感想と比較。
一億人の英文法とフォレスト。
よく比べられる二冊です。
僕から言わせれば、一億人の英文法とフォレストは全くの別物です。
おそらく同じような分厚さであり「文法書」となっているため、比べられるのでしょう。
今回はそんな一億人の英文法とフォレストの比較についてお話しします。
文法のルールを淡々と学びたいならフォレスト
まず、フォレストは文法を学ぶ本です。
文法書だから当たり前ですね。
イメージとしては文法を無機質、機械的に学ぶことができます。
「このルールだから、こうなる」
「これはこういうものなんだ」と答えを淡々と教えてくれるのがフォレストのいいところです。
新しい文法を学ぶ際、まずはつべこべ言わずルールを鵜呑みすることは大切です。
理屈はその後でいいんです。
そういう意味では、答えを淡々と提示してくれるフォレストは、独学で新たに文法を学ぶ際には最高ですね。
ルールをはっきり提示してくれるので、とてもシンプルです。
⇒【音読が最強の勉強法】
ネィティブの感覚を”臨場感”を持って学べるのは一億人の英文法
一方、一億人の英文法は「ネィティブの感覚」を学ぶことができます。
ネィティブの感覚というのは、
「日本語にすると同じだけれど、英語による微妙なニュアンスの違い」
のことです。
例えば、“be able to”と“can”ってどちらも「〜できる」で習いますよね。
でもネィティブは明確な違いをもって使い分けているわけです。
⇒【“ing”は臨場感を表す】
その他にも各英単語のイメージを学ぶこともできます。
僕が特に役立ったのは前置詞群のイメージですね。
例えば“on”という単語。
onは「〜の上に乗っかっている」というイメージです。
on the desk、on the lineのような場面で、なぜonが使われるイメージがよくわかりました。
このような各前置詞を図解イメージで解説してくれます。
日本語の言葉で学ぶのと比べて、一瞬で理解ができます。
僕は一億人の英文法が好き
僕個人で言うと、一億人の英文法の方が好きです。
別物ですから比べるのはナンセンスですが、読み物としては一億人の英文法の方が圧倒的に面白いです。
フォレストを一気に読み切ろうと思うと、まず無理です。
眠すぎて全然頭に入ってきません。
文章が淡々としすぎなんですよね。面白みゼロ。
ある程度英語に理解のある方じゃないと面白く感じないと思います。
一方、一億人の英文法は読んでいると「うおー!」となる場面が多々あります。
とは言え、一億人の英文法も十分きついですが笑
根性と情熱さえあれば読み切ることは可能です。
どっちも買って両方使えばいい
結論から言いますと、両方買っちゃえばいいです。
どちらも十分有効に使っていきます。
別に全て読む必要はないんです。
わからないときに、その範囲だけを読むようにして辞書のように使っていきましょう。
フォレストでは文法のきっちりしたルールを。
一億人の英文法では、その文法を選択する感覚を掴めばいいのです。
少なくともどちらか迷う理由をお金にはしないでほしいですね。
その考えは圧倒的に損してます。
両方合わせて5000円もいきません。
何千円で迷ってるようでは、英語を話せるようにはならないと思います。
そもそも英語に対する思いはそれくらいなのでしょうか。
英語の教材を買いまくった僕でさえ、TOEIC900までに10万円も使っていません。
何千円で文法が学べるのなら安いものです。
英語を学ぶために学校や教室に入れば、何十万単位ですからね。
一億人の英文法とフォレストの比較レビューは以上です。