英語の音読が合わない、頭に入らない、うまくできない場合の対処法。
英語学習で一番効果があるのは音読です。
なぜか学校でやらない音読学習ですが、確実に効果があります。
とは言っても、音読は基本独学のはずです。
きちんとしたやり方は教わっていないため、合わないと感じたり、全然うまくできないのも無理ありません。
僕はそんな方々に、せっかく効果ある音読を諦めてほしくありません。
今回は音読が合わない理由やうまくできない原因、そしてそれらに対する解決策を紹介します。
まずは黙読し、文章を理解する
音読を始めるにあたって、いきなり声を出して読み始めてはいないでしょうか。
まずは必ず黙読することから始めます。
最初に声に出さず、ゆっくりでいいので意味を理解しながら読みます。
意味がすんなりと理解できるまで2、3周しても構いません。
音読を始めた直後は1回目から頭に入ってくることはなかなかありません。
まずは読むことで精一杯になります。
5〜10周としているうちに、意味や絵をイメージできるようになります。
とにかく、理解できない文を音読することは絶対にやめてください。
ただのお経になってしまいます。
必ず、音読の前に文を理解すること。
もし、意味が分からなければ、まだ音読を始める必要はありません。
そういった場合は先に文法の勉強をすべきです。
⇒【音読の前に”中学の文法”】
できるだけ短い文章の教材を使う
皆さんも、長い文章を音読していないでしょうか。
確かに音読をすることで長文には強くなります。
ただし、長文を音読する必要はありません。
ただただきついだけです。
1ページあたりの単語量が少ないものでOK。
音読初心者の方が長文対策の教材を音読するのはやめたほうがいいです。
周回するのに時間がかかりますし、理解が遅くなります。
まずは簡単で少ない分量の教材の音読から。
中学校の教科書でも全く問題ありません。
(僕が一番始めに使った教材です)
できるだけ簡単な文章の教材を使う
文量と同じように、難易度も低いものを使うべきです。
音読初心者の場合、黙読では理解できても、音読となると理解力は少し落ちます。
黙読では読めるのに、音読では読めないので「自分には合わないんだ」と勘違いしてしまうのです。
音読は黙読よりも圧倒的に高度な作業です。
目で見て頭で理解しつつ、それを口に出しながら、さらに次の文を理解していかないといけないのです。
まさに音読は体を使ったスポーツなのです。
ですので、びっくりするくらい簡単な教材を使いましょう。
高学歴の方でも中学レベルの教材を音読するのは十分意味があります。
効果が見えてくるのは1ヶ月後
音読はテスト勉強とは違います。
まさにスポーツのようにじわじわと身についてくるものです。
おおよそ毎日一時間の音読を1ヶ月続けると、効果が見えてきます。
感覚的に言うと、英語の音声が聞こえるようになります。
はっきりと何を言っているかや、意味を理解することはできません。
それでも英語だとわかるようになるのです。
この感覚を知れば、もっと続けようという気になります。
そもそも英語を身につけようとしているのです。
そう簡単には身についてくれません。
1ヶ月の間は、目に見えた効果がなくても根性と情熱で継続しましょう。
音読の効果を知る、信じる
最後に音読の効果を知ることが重要です。
こんな気持ちでは続けらるものも続けられません。
実際効果が出るまでは疑う気持ちもわかります。
しかし、たかだか少しの辛抱です。
情報過多の時代で、勉強法がありふれているからこそ、少しの期間は1つの方法を盲目的に信じることが重要です。
自分はバカだったので、「これしかねえ!」とすぐに音読を信じました。
実際、音読のおかげで話せるようになった学習者はたくさんいます。(音読が効果的な理由)
15ヶ国語を操る、伝説の語学学習者シュリーマンも「音読こそが語学学習」だと言っています。
ぜひ諦めずに音読のやり方を見直してみてください。
⇒【語学の天才の音読勉強法】