音読パッケージ 先行リスニングのやり方。難しいから初心者は何回もやらなくていい。
英語学習者で森沢洋一氏の音読パッケージという教材を使われている方は多いと思います。
この教材は大変優れており、僕も一番お世話になった教材だと心の底から言えます。
この本には、英語学習に欠かせない
・復唱
・音読
・シャドーイング
・暗唱
の4つのトレーニングがパッケージ化されており、大変素晴らしい教材です。
ただ一点気になる点があり、初期の学習の頃にそれに割と悩まされました。
それは先行リスニングについてです。
これのやり方がわからなかったのです。
そもそもこれは音読を開始する前のドリルであり、何も見ないでCDを聴いてどれくらい聞き取れるのか確かめようというものです。
本誌の中での先行リスニングの説明は「これ以上聴いても聴き取れないというところまで聴く」という記述でした。
この表現に自分はかなり苦しめられました。
音読パッケージを始めたばかりの方もそうなのではないでしょうか。
先行リスニングはそこまで重要ではない
結論から言いますと、先行リスニングはそこまで重要ではありません。
僕は音読パッケージに中級・上級を含め計300~400時間を費やしましたがそう思います。
「これ以上聴いても聴き取れない」
これって初心者にとってはかなりアバウトな表現だと思います。
そりゃ何回も聞けば、徐々に聴きとれているような気がしてきます。
だから「もう一回聴いた方がいいかな?」って延々にやってしまうんです。
でも、実際にはほとんど聴き取れてません。
僕は先行リスニングだけで、1パッセージ50回くらい聴いていました。
今思うとあの時間は無駄でした。
ほんと全然聴き取れない自分に対して嫌になっていました笑
ですので、みなさんはさっさと見切りをつけて音読開始した方が圧倒的に効率はいいです。
そもそも音読パッケージを利用される方の目的の大半は、スラスラ英文が読めるようになることにあります。
その点に置いて先行リスニングはあまり寄与しません。
仮にリスニングスキルが欲しい人だったとしても、まず第一に身につけるべき能力は、英文がスラスラ読めるようになることです。
目でスラスラと理解できない英文を、耳ではもっと早いのに理解できるわけがありません。
だから音読パッケージはリスニングスキルも鍛えられるのです。
先行リスニングのやり方
1,2〜3回目は聞き流すように軽めに聴く
2,4〜5回目は真剣に聴きとる
3,もし聴き取れそうならもう2、3回聴く
無理だと判断すれば即座に音読メニューに入りましょう。
この教材の肝は音読することにあります。先行リスニングは付録みたいなものです。
初心者の方がいきなりこんな難題を突きつけられてはモチベーションも下がると思います。
それだけは避けたいので、チャチャッとやって、音読に入りましょう。
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