【総合英語FACTBOOK 英文法 レビュー】使い方とレベル、一億人の英文法との比較

総合英語FACTBOOKは一億人の英文法の「学校向け教材」です。
元々は学校を通じてしか買えない、学生専用の教材として発売されました。
(2019年3月より一般発売も開始)

一億人の英文法との違いは、ほぼありません。
内容・構成はほぼ同じです。

テイストが若干違っていて、学校向け教材の分、硬い表現になっています。
大きくは変わりませんが、より詳しく説明してくれるのは一億人の英文法です。

FACTBOOKのオススメの使い方は、一億人の英文法と同じく「音読」です。
ただ読むだけでは身につきません。
音読をして初めて身につきます。

今回は、そんなFACTBOOKのレビューと使い方を解説します。

⇒【一億人の英文法 総合レビュー




FACTBOOKと一億人の英文法の違い

FACTBOOKは、「学生向け採用教材」として作られました。
高校生が学校を通して配られる教材になっています。
発売当初は、一般の方は購入不可能で、学生の身が使える教材でした。

FACTBOOKと一億人の英文法は出版社が違います。
一億人の英文法の「東進ブックス」で、FACTBOKKは「桐原書店」から出版されています。
学生向け教材として出すにあたって、利権関係の都合があったのでしょうか。

内容自体は大きく変わりませんが、「学生向け教材」として刷新されたことと、出版社が変わっているのが1番の違いです。

一億人の英文法よりも表現が硬い

FACTBOOKは一億人の英文法に比べて、表現・説明文の口調が硬いです。

一億人の英文法は大西先生の話し言葉で、文章が書かれていました。
口語的な説明文が多く、そこが読みやい理由の一つでもありました。

しかしFACTBOOKは全て硬い表現であり、説明文は全て「です・ます」口調になっています。

一億人の英文法の軽い感じが苦手だった方はいいかもしれません。
淡々としている分、読みやすい方もおられるでしょう。
フォレストに近い感じになりました。

【一億人の英文法とForest(フォレスト)】どちらも別物。両方使ってみた感想と比較。

内容が詳しいのは一億人の英文法

一億人の英文法は682ページ、FACTBOOKは533ページです。
読んでみて、言っている内容は変わらなかったのですが、一億人の英文法の方がやや詳しいです。

「have to」の解説を例に見てみましょう。

FACTBOOKは、1ページ半でhave toの解説が終わっています。

一億人の英文法は、2ページ半です。
FACTBOOKにも、他の単元には図解の説明もありますが、have toに関してはありません。
一億人の英文法は図解プラス「has to(〜に違いない)」の説明があったので、ページ数が多いです。

 

このように一億人の英文法の方がやや詳しく説明している分、ページ数が多くなっています。

【一億人の英文法のページ数】全部で682P。”読み方”と”かかる日数”も解説。

FACTBOOKは、高校生レベルの教材

もともと一億人の英文法も、高校生レベルの読者をターゲットに作られています。
FACTBOOKも難易度は同じ高校生レベルです。

FACTBOOKは学校向け教材としてよりシンプルな教材として作り直されただけです。
どちらか一冊買うなら、一億人の英文法をお勧めします。
(学校教材のような淡々とした解説がいいのであれば、FACTBOOKがおすすめ。)

読み物として読むなら、一億人の英文法の方が読みやすいです。
大半の英語学習者は一億人の英文法がいいでしょう。

【一億人の英文法】挫折するにはまだ早い!わかりにくい、読みにくい、覚えられない、嫌い!そんな悩みを解決

FACTBOOKの使い方・勉強法

FACTBOOKの内容を身に付けるためには音読が必要です。
ただ読むだけではすぐに忘れ、なかなか身につきません。

英語は必ず口に出して、身体で覚えることが重要です。

⇒【徹底解説!音読が効果的な理由

FACTBOOK本誌・暗唱例文集を音読

FACTBOOKでその日に読んだページの英文を全て音読します。
2ページ合わせても、英文は10個もないので、そこまでの量になることはありません。

読んだ英文の音読を5〜10周は行いたいです。

暗唱英文集が別冊でついているので、これを音読するのもOKです。
FACTBOOKに載っている例文が全て一覧できます。

⇒【使い方と学習法(一億人の英文法)

他の音読教材と併用して読み進める

もう一つの勉強法として、FACTBOOKは単なる読み物として使い、他に簡単な音読教材を用意します。

FACTBOOKを読みながら、他の音読教材にも取り組みことで、その日学んだ内容を復習できます。
イメージしながら音読するので、読むだけよりもかなり身につきやすくなります。

音読教材は簡単なものでOK。
音読パッケージなど中学レベルの教材でも十分役に立ちます。

【英語】音読パッケージこそ最強の教材。TOEIC900は全てここから始まった。




FACTBOOKと組み合わせたい教材

FACTBOOKと一億人の英文法、両方を勉強する必要はありません。
どちらか片方でOKです。

FACTBOOKと組み合わせたい教材は、「ラジオ英会話」です。

一億人の英文法、FACTBOOKの著者である大西先生が講師を務めるラジオ講座です。

1日15分聞くだけで、一億人の英文法、FACTBOOKの内容をより詳しく復習できます。

スマホに無料ダウンロードできる方法もあるので、通勤・通学中にさらっと聞くだけでOKです。

一億人の英文法やFACTBOOKに挫折した方や、どんなことを学ぶのか世界観を知りたい方は、ラジオ英会話を聞いてみてください。
今まで学んできた英語とは全然違うことがよくわかります。

「ラジオ英会話」で”一億人の英文法”が簡単に!挫折した人、今から読む人にオススメの音声講座。

 

FACTBOOKのレビューは以上です。

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