一億人の英文法は初心者の人にこそおすすめ。文法は最初にやっておくべき。

一億人の英文法。
数ある文法書の中でも、特におすすめの一冊です。

この本が訴えていることは「英語はイメージするもの」ということ。

決して一生懸命暗記するものではありません。

特に初心者の方にこそ読んでいただきたいです。
今回はその理由を詳しく説明します。

⇒【TOEIC900までに使った教材

⇒【全ては音読パッケージから始まった




初心者は無駄な知識がついていない

一億人の英文法は、普通の文法書ではありません。

学校で習うような「関係代名詞が〜」とか「分詞構文が〜」というような説明は一切ありません。全て英語の文法をイメージや感覚で覚えます。

「ネイティブが持っている感覚」を教えてくれる一冊なのです。

 

ここで、ガチガチの文法マスターの人が学ぶと、

「なんでそれはそうなるのか定義付けてくれ!」

と混乱してしまいます。

 

英語は語学であり、語学は感覚なのです。
あなたが今喋っている日本語も感覚に頼っている部分があります。

この本はそんな明確なルールなど定められてはいない、感覚の部分を説明してくれます。

例えば、ネイティブは、
“Am I angry!”
と言ったりします。

この文、おかしいですよね。

中学で習った文法が破綻してます。Be動詞が先にきていますし、最後に疑問形も付いていません?

 

しかしこれはこれで正しいのです。
Be動詞と主語を入れ替えることで感情の抑揚を表現する方法なのです。

これも定義づけられていることではありません。そういう感覚をネイティブは持っているといことをこの本は教えてくれます。

 

文法をガチガチに学んできた人にとっては、「なんで疑問形ではないのだ!?」と理解に苦しむことになります。

まっさらの初心者の方の方が、「ふーんそうなんだ。」くらいで受け流せます。

 

⇒【「感覚」で記憶力が跳ね上がる理由

“必ずぶち当たる壁”で悩まなくてもすむ

先ほどの Am I angry のように、英語を学んでいると「え、なんでそうなるの?」と思う場面がたくさん出てきます。

 

学校で習った場合、「これはこういうもの!」と先生に教えられるので、単に暗記するだけになってしまいます。

ただ暗記するのは簡単ですが、心から納得はできず、多くの人がそこで壁にぶち当たってしまいます。

 

教科書は、「ネイティブはこういうことを表現したいんだよ」というネイティブの感覚を説明してくれません。

 

英語学習で必ず訪れる勉強してきた常識を覆す文法に出会った時も、この本なら全てに答えてくれます。

 

ただの暗記ではなく、ネイティブの感覚で理解できる点が優れています。

 

⇒【感想と評価(一億人の英文法)

 

難易度とレベル

一億人の英文法全てを読み切るには高1〜高2レベルの英語力が必要になります。

そのようなレベルがある人は、読むたびに「そうだったのか!」と新たな発見の連続です。

(知識のある人の方が案外感動する一冊です。)

 

ですが、これは全てを読み切るために必要なレベルの話です。

実際そんなに必要ありません。

 

少年
中学生でも大丈夫なの?

 

中学生レベルで十分です。

この本を読むのは早ければ早いほどいいです。

 

ただし、早ければ早いほど吐きそうになりながら読まないといけないのも事実。

ちょっとずつ読んでいけばいいんですよ。

 

一億人の英文法を読んで、早めに英語学習の高速道路へ移動しましょう。

そのあとの学習が加速していきます。

 

【English Grammar in Use】一億人の英文法とどっちがおすすめ? -イングリッシュグラマーインユース-

 

かかる日数

著者がいうには「10日で読みきれ!」とのこと。

いや〜厳しいですね。

 

思うに、初心者の方は読みきらなくていいです。

0〜2章だけでも読んでください。

 

しかし、気合が入っている方だと別です。

休みを利用して一気に読みきりましょう。

文法書なんてちまちまと長い時間かけて読んでいる場合ではないのです。

 

2、3日間で読み切ると決めるのです。

僕は3連休を利用し、図書館の地下室にこもりました。

600ページの量、マジで吐きそうになります。

 

でも長い英語人生、何度かこうやって踏ん張るのも必要ですよ。

最後の方はヘロヘロでしたけどね笑

 

 

読みきった後は辞書のようにスポット的に使いましょう。

 

 
辞書としては使いにくい!

 

というレビューもありますが、全然そんなことないです。

ちゃんと目次みてるんでしょうか。

 

また、ネットから索引もダウンロードできます。(僕はあんま使ってないです。)

 

⇒【勉強がだるい!サッと取り掛かるコツ

⇒【実際にかかる日数(一億人の英文法)

 

使い方と進め方

本書を覚えるための進め方ですが、おすすめは断然音読です。

この本を音読するのではありません。

 

一億人の英文法はメインにはせず、他の教材と並行して読み進めていくのがいいでしょう。

 

音読をしている最中に一億人の英文法で学んだことをイメージするんです。

難しそうですが、割と自然に体感できます。

 

本書で学んだ内容を音読教材で復習し、毎日少しずつ読み進めていくという方法がベストです。

自分自身も初期の頃は、音読パッケージという教材と並行してこの本を読んでいました。

 

⇒【徹底解説!音読が効果的な理由

⇒【使い方と学習法(一億人の英文法)

 

【英語】音読パッケージこそ最強の教材。TOEIC900は全てここから始まった。

 




ストレス軽減・効果2倍法!「ラジオ英会話」を聞く

一億人の英文法の著者である大西先生は、NHKで「ラジオ英会話」という講座をもっています。
一億人の英文法をもっと簡単に、詳しく解説した音声講座です。

いわば一億人の英文法の音声バーション。

ラジオ英会話を並行して聞くと、一億人の英文法をすんなり理解できます。

スラスラ読めてストレスは軽減されるし、理解スピードが早くなるので効果は2倍です。

 

「一億人の英文法」は中級者でも難しい教材。
勉強に慣れていない初心者にとってはかなりストレスが大きい教材なのです。

 

あれほど分厚いので、何も準備せずに挑むとかなりの確率で嫌になります。(僕です)

 

だからこそ、先にわかりやすい“音声講座”のラジオ英会話を学ぶとベストです。

1日15分聞くだけ。

大西先生の肉声音声なので、すんなり頭に入ってきます。
通勤中や休憩中にも軽く聞くことができるのがかなりいい点。

 

ラジオ英会話を聞きながら本書を読み進めていけば、かなり負荷を軽くして読むことができます。

先ストレスが軽減され、理解スピードも2倍〜3倍アップします。

 

挫折した方・しそうな方も、「ラジオ英会話」と並行して一億人の英文法を読めば、絶対に今より簡単にスラスラ読むことができます。

せっかくいい本なのですから、挫折して放り投げてほしくはありません!

「ラジオ英会話」で”一億人の英文法”が簡単に!挫折した人、今から読む人にオススメの音声講座。

 

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ある段階で必要になる教材。

どうせ無料なので、DLしておくことをオススメしますDL方法

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TOEICや英検との相性

多くの方が気になるのはTOEICや英検対策に効果はあるのかという疑問。

結論から言って、あります。

ありありです。

 

ただし、TOEICの点数が直接的に上がることはありません。

なぜなら一億人の英文法はTOEICの対策書ではないからです。

 

TOEICっぽい例文もなければテストのコツやポイントの解説も一切ありません。

 

 
来月テストなんだ!

 

今すぐ点数をあげたいという方は使わないほうがいいでしょう。

時間がかかりすぎます。

 

それでもじっくりと時間をとれる方には強くオススメします。

一億人の英文法は、英語力そのものが上がり、その結果としてTOEICのスコアがアップするといったイメージです。

即効性は一切ありません。

 

もっとも、後々大きく点数が伸びるのは基礎学習に長い時間を費やし、土台を固めた学習者であることは言うまでもありません。

 

⇒【TOEICとの相性(一億人の英文法)

 

Forest(フォレスト)との比較

一億人の英文法とよく比べられるのが、文法書の金字塔Forest(フォレスト)です。

僕の見解では、2冊は別物です。

 

フォレストは文法をルールとして捉え、ガッチガチに固めた印象。

一億人の英文法はイメージ感覚を受け取ることを重視しています。

 

ぶっちゃけ別物なので2冊持ってるのがベストです。

 

どちら一冊というのであれば、個人的に一億人の英文法を強くお勧めします。

なぜならフォレストは眠いからです。

 

あんな眠い本は見たことありません。

初心者であるほど一瞬で撃沈します。

 

ふざけた理由に見えますが、英語学習者にとってこれは大きな問題です。

基本眠い本はレベルが合ってないか、クソなだけです。

(間違ってもForestはクソな本ではありません。)

 

よって、気楽に読める一億人の英文法をおすすめします。

まあ、別物なんですけどね笑(両方買ってほしい!)

 

⇒【フォレストと一億人の英文法を比較!

 

【ハートで感じる英文法】

【徹底比較】一億人の英文法とハートで感じる英文法。内容は?どちらを先に読めばいいの?

 

問題集とCDブックは必要?

一億人の英文法の問題集は大学受験対策用教材となっています。

使い方としても音読を推奨されています。

 

CDブックはもともと音読教材として、一億人の英文法で出てきた例文がひとまとめになっています。

 

一億人の英文法を音読教材として使いたいのであればCDブックがおすすめ。

赤色の本書を音読するのはおすすめしません。

各ページに例文が散らばっていて大変やりづらいです。

 

イメージとしてだけでなく、文法をガチで固めたい方は問題集をおすすめします。

 

個人的にはどちらもそこまで必要ないかなという印象。

赤色のテキストをまずは読むことが先決。

それだけでも十分学びになります。

 

音読であれば音読教材を使った方が音読しやすいです。

 

⇒【CDブックを使ってみた

⇒【問題集を一通りやってみた

 

アプリはおすすめしない

一億人の英文法はアプリも出ています。

こちらも必要ないかなーという印象。

 

文法を穴埋めする練習問題用のアプリなので、わざわざこのアプリである必要はなしかと。

一億人の英文法の良さはネイティブの感覚・イメージにあります。

 

アプリでその良さを受け取れるかは微妙。

はり本書を2〜3周して「辞書として使う」or「音読教材で復習」が一番の使い道。

 

⇒【アプリを使ってみた感想

 

まとめ

・初心者は無駄な知識がついていないので、一億人の英文法がすんなり受け入れられる。

・「英語はこういうものだ」と壁にぶち当たった時、腑に落ちない内容の暗記をせずにすむので、学習効率が高まる

・その気になれば気合でさっさと読み切る

・音読と並行して、わかる範囲だけでも少しずつ読み進めていくのがベスト

 

絶対早く読んだ方がいい1冊です。

迷ってるのであれば速攻買うことをオススメします。

⇒【大西先生のラジオを無料でDL!

⇒【使い方と学習法(一億人の英文法)

⇒【発音からやると勉強量が半分で済む!

⇒【五感をフル活用!超簡単に覚える方法

⇒【一生忘れない勉強法”分散学習”(SRS)

【English Grammar in Use】一億人の英文法とどっちがおすすめ? -イングリッシュグラマーインユース-

【ハートで感じる英文法】もっと早く知りたかった1冊!使い方や効果、感想などを解説!

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