【徹底比較】一億人の英文法とハートで感じる英文法。内容は?どちらを先に読めばいいの?

一億人の英文法ハートで感じる英文法の著者は同じ、大西 泰斗氏、ポール・マクベイ氏です。

 

主張していることは2冊とも一貫しており、ネイティブの感覚イメージを学ぶための本。

どっちから読むかを比べた場合、一億人の英文法から入った方がすんなりと理解できるようになっています。

 

どちらにせよ英語学習者必読の2冊なのは間違いありません。

今回はそんなハートで感じる英文法と一億人の英文法の比較を解説した記事になります。

 

⇒【TOEIC900までに使った教材

 




ハートは一億人よりも項目が少ない分、深くまで説明してくれる

まずは2冊の目次を比べてみましょう。

一億人の英文法は文法ごとに別れており、全てがきっちり網羅されていることがわかります。

一億人の英文法

【目次】
CHAPTER 0 英文法の歩き方
■PART 1:英語文の骨格
CHAPTER 1 主語・動詞・基本文型
CHAPTER 2 名詞
■PART 2:修飾
CHAPTER 3 形容詞
CHAPTER 4 副詞
CHAPTER 5 比較
CHAPTER 6 否定
CHAPTER 7 助動詞
CHAPTER 8 前置詞
CHAPTER 9 WH修飾
■PART 3:自由な要素
CHAPTER 10 動詞-ing形
CHAPTER 11 TO 不定詞
CHAPTER 12 過去分詞形
CHAPTER 13 節
■PART 4:配置転換
CHAPTER 14 疑問文
CHAPTER 15 さまざまな配置転換
■PART 5:時表現
CHAPTER 16 時表現
■PART 6:文の流れ
CHAPTER 17 接続詞
CHAPTER 18 流れを整える

 

一方、ハートで感じる英文法は、目次をみただけではイマイチ何についての項目かわかりづらいです。

全ての文法を網羅しているわけではないため、いわゆる「THE・文法書」ではない感じ。

ハートで感じる英文法

[目次]
英語の正しい「感じ方」
■PART I
LESSON 1 「イメージでつかむ」前置詞の世界
LESSON 2 the は「1つに決まる」
LESSON 3 「導く」that のキモチ
LESSON 4 「迫ってくる」現在完了
LESSON 5 「躍動する」進行形
LESSON 6 すべての-ing は躍動する
LESSON 7 未来形なんてない
LESSON 8 助動詞のDNA
LESSON 9 過去形が「過去じゃない」とき
LESSON 10 仮定法を乗り越えろ
LESSON 11 英単語もイメージだ
LESSON 12 「文の形」にも感覚がある

■PART II
LESSON 1 to 不定詞 ―ことばをつくす―
LESSON 2 if ―プレッシャ―をかける―
LESSON 3 知覚構文 ―なめらかに語る―
LESSON 4 倒置 ―感情を乗せる―
LESSON 5 否定 ―オブラ―トにつつむ―
LESSON 6 時制の一致 ―感じたままに報告する―
LESSON 7 「とき」の感覚 ―臨場感を与える―
LESSON 8 some & any ―正確にあらわす―
LESSON 9 可算・不可算 ―繊細に表現する―
LESSON 10 疑問詞・関係詞 ―的確に質問する―
LESSON 11 使役構文 ―人間関係をふまえる―
LESSON 12 up & down ―自分の感性に従う―

 

目次から想像がつくように、ハートで感じる英文法は、みなさんがイメージするような文法書ではありません。

どちらかと言うと読み物に近い感じ。

(一億人の英文法もかなり読み物に近い文法書ですが)

 

一億人の英文法と比べて、項目は少なく、その分より深くまで突き詰めた1冊です。

各項目に対しては、一億人の英文法よりもネイティブの感覚を詳しく解説してくれます。

 

以下のようなイメージです。

カバー範囲 解説
一億人の英文法 広い 普通
ハートで感じる英文法 狭い 詳しい

 

⇒【一億人の英文法を読んでみた

⇒【かかる日数と読み方(一億人の英文法)

 

基本的には同じ。イメージと感覚

ただ著者も同じということもあり、言ってることは一貫しております。
大切なのはネイティブのイメージと感覚。

「英語は覚えるためではなく、話すためにある」

日本人学習者が大好きな文法用語からの脱出、そして話すためにはネイティブの感覚が必要不可欠なのです。

僕は高校で英語をほとんど勉強していないので、正直高校英文法は習ったことがないのです。

だから難しい文法用語は一切知らずずっとやってきました。
それでもすんなり英語を理解できてるのは、ネイティブの感覚を学んだおかけです。

こんなに英語を簡単に捉えられるのかと毎回びっくりさせれらます。
大西先生のファンであるならば、間違いなくもう1冊もハマるでしょう。

⇒【ingのイメージ(分詞構文)

⇒【will be going toの違い

⇒【thatのイメージ

一億人の英文法を読んでからハートで感じる英文法

読む順番ですが、一億人の英文法を読んでからハートで感じる英文法を読まれることをおすすめします。

やはり一億人の英文法の方が範囲は広いし内容も易しめ。
(初心者にはきついですけど笑)

一方ハートで感じる英文法は少し例文の難易度が上がりますし、解説も詳しいところまで踏み込んでいます。

1冊目はとっつきやすい一億人の英文法をおすすめします。

 

出版されたのが先なのはハートで感じる英文法なのですが、一億人の英文法の続編という感覚が強いですね。
だから2冊目に向いています。

一億人の英文法を読んだ後で、あればすんなり読んでいけます。

 

⇒【難易度とレベル(一億人の英文法)




ハートで感じる英文法 決定版と会話編の違い

ハートで感じる英文法には決定版というのがあります。
この決定版というのが一番新しいものです。

決定版は何かというと、過去に出版された

・ハートで感じる英文法

・ハートで感じる英文法(会話編)

が合わさった本なのです。

 

内容自体は一切変わりません。
今の方は気にせず決定版を買っていただいていいかと。

両方読むのがラクラクになる!大西先生の音声講座

一億人の英文法とハートで感じる英文法、どちらも良書なのは間違いないですが、初心者にとっては難しいです。

まず、分厚くて終わる気がしないし、初めて触れる感覚なのでなかなか頭に入ってきません。

僕はよく読んでいる最中に寝落ちしていました。笑

 

だからこそ、初心者の方は先に「ラジオ英会話」を聞くことをオススメします。

ラジオ英会話は両書の著者である大西先生が講師を務めるNHKの音声講座です。

内容は、一億人の英文法、ハートで感じる英文法とほぼ同じ。

むしろこれらの本よりも優しく丁寧に解説してくれます。

 

1講座15分でOK。
何より大西先生の”生の声”なので、すんなり頭に入ってきます。

・一億人orハートで感じる英文法に挫折した方
・これから読もうと思ってる方
・より理解を深めたい方

まずは先にラジオ英会話を聞いてから本に進むことをオススメします。

 

通常19,500円ですが、オーディブルなら、“無料”でダウンロードできる方法もあります。(参考

興味のある方は是非!

「ラジオ英会話」で”一億人の英文法”が簡単に!挫折した人、今から読む人にオススメの音声講座。

 

ハートで感じる英文法と一億人の英文法の解説は以上です。

⇒【使い方と学習法(ハートで感じる英文法)

⇒【TOEICとの相性は?(ハートで感じる英文法)

⇒【使い方と学習法(一億人の英文法)

⇒【TOEIC900までの勉強法・使った教材

⇒【TOEIC スコア別の学習法

 

【まとめ記事】

【一億人の英文法】英語人生を変える一冊。使い方から学習法、評価レビューなど。

【一億人の英文法が好きな方におすすめ】

【English Grammar in Use】レベルと効果、やってみた感想など。TOEIC900に大いに役立った文法書。 -イングリッシュグラマーインユース-

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