僕の英語学習は音読パッケージという教材から始まりました。
やることは簡単。
ただひたすらに音読するだけの教材です。
リピーティング、シャドーイング、テキスト読みなどバラエティは豊富ですが、基本やることは音読です。
「音読なんて効果あるの?」
僕自身もそう半信半疑で進めていました。
しかし、断言できます。
高卒でうだつの上がらない僕が1年でTOEIC900点を超えたのは、音読パッケージのおかげです。
本記事はそんな音読パッケージに関する話をまとめたものになります。
目次
音読パッケージこそ最強の音読教材
僕のTOEIC900点までの道のりは全て「音読パッケージ」という教材から始まりました。
音読教材を計25冊以上やってきた僕からみても、音読教材で一番ベストなのは、音読パッケージです。
・英語が何もわからない初心者
・もっと英語力を伸ばしたい社会人
全ての方に英語学習者にオススメします。
音読教材は山のように出版されていますが、音読パッケージを選べば間違いありません。
なぜ音読が有効なのか
音読教材を選び前に、まず「音読は効果がある」と知る必要があります。
疑いながら勉強してもなかなか身は入りません。
なぜ音読には効果があるのか。
なぜなら英語上達の秘訣は、「文構造・意味を把握している文を脳、音声器官を通じて出し入れすること」にあるからです。
音読パッケージの著者である森沢洋介氏の言葉です。
音読に1000時間費やした僕自身、全くその通りであり納得しています。
この「文構造・意味を把握している文を脳、音声器官を通じて出し入れする」を行うトレーニングとして有効なのが、音読なのです。
例えばです。
好きな歌の歌詞を100回、「目」で読んだとしても、覚えるのは困難です。(黙読)
しかし、100回歌うと身体は勝手に歌詞を覚えているはずです。
すごく単純な例ではありますが、「脳・身体を通して英文を出し入れする」とはこういうことです。
これをしないで多くの人は、机の上にある英語参考書を睨み、
「英語ができない。英語ができない。」
とボヤいているのです。
音読パッケージをおすすめする理由
音読教材自体は、世の中にごまんと存在します。
もっと言うと、英語の文章は全て音読教材になりえます。
音読をしたいのなら、音読パッケージにこだわる必要はありません。
ではなぜその中で音読パッケージをおすすめするかと言うと、
・非常に飽きにくい(続けやすい)
・音読以外の効果も得られる
・回数が決められている
以上の点が強いからです。
飽きにくい(継続しやすい)
音読パッケージは、複数の音読メソッドがセット(パッケージ)になっています
・先行リスニング
・聴き解き
・音読
・リピーティング
・シャドーイング
・テキストなしシャドーイング
ただ教科書を見ながら読み上げるだけの音読とは違うのです。
音読挫折者が多いのは、あんなにつまらないことをするからです。
音読パッケージなら色々な練習法を組み合わせるので、かなり飽きにくい仕様になっています。
音読以外の効果が得られる
音読だけではなく、シャドーイングやリピーティングもするので、他の力も鍛えられます。
リピーティングでは新たに文を作り出す力がアップします。
シャドーイングでは瞬時に英文を読解する力とリスニング力がアップします。
単調な音読教材よりも、かなりのスピードで力がつく一冊です。
回数が決められている
「○周目は○回音読する」と、回数が決められているのも音読パッケージの特徴です。
音読初心者の方は、音読を何回やればいいのか不安になるものです。
音読パッケージなら回数を指定入れくれるので、余計な不安を持たす、まずはただ取り組むことに集中できます。
慣れてきたら音読の回数もおおよそ自分で決められるようになってきます。
⇒【音読パッケージの回数】

音読パッケージ やり方
音読パッケージは大きく分けて、4つのドリルを1セットとして行います。
例:1周目
・テキストを見ながら復唱(リピーティング) 5回
・音読 15回
・テキストを見ないで復唱(リピーティング) 5回
・シャドーイング 5回
合計30回の音読。
これを何周もやっていきます。
2周目は各数を減らし、合計20回になります。
周回するたびに回数は減らしていきます。
音読もスラスラできるようになるので徐々に楽になっていきます。
一番きついのは始めたばかりの1周目です。
【聴き解きのやり方】


音読パッケージ 勉強時間(量)
音読パッケージ1冊にかかる時間はおおよそ100時間です。
1日1時間なら3ヶ月。
1日2時間なら1ヶ月半です。
驚くかもしれませんが、これくらいかかります。
英語学習は普通の資格試験とは違います。
片手間の30〜50時間ではほぼ何も変わらないでしょう。
小手先の技術でTOEICの点数が上がるかもしれませんが、英語の能力は変わりません。
自分は単に点数をあげたいのか。
もしくは、英語ができるようになりたいのか。
今一度自問自答してください。
とにかく初期の土台作りにどれくらい時間をかけるかで英語学習の高速道路に乗れるかが決まります。
ちなみに僕は中級上級合わせて、音読には500時間費やしています。

音読パッケージ×TOEIC
音読パッケージは英語の能力を上げることを目的とした教材です。
TOEICの点数を上げるための教材ではありません。
しかし、結果としてTOEICの点数は上がります。
英語の能力が上がるのだから当たり前の話です。
「試験まで1ヶ月!なんとかしなといけない!」
こんな人には全くオススメしないので、他のTOEIC対策書がいいでしょう。
なんども言いますが、音読パッケージはTOEICの点数を上げるための教材ではありません。
しかし、結果としてTOEICの点数は上がります。
先に中学レベル文法を抑えること
音読をやるにあたって、中学レベルの文法を押さえておくことは必須です。
なぜなら、意味のわからない文を音読しても、絶対に上達しないからです。
スラスラ読める必要は全くありませんが、ゆっくり読んで意味がわかるレベルまでは必要です。
音読パッケージであろうとなかろうと、音読するのであれば中学レベルの文法知識は絶対いります。
音読パッケージ初級自体はは中学レベル。
もし、音読パッケージを読んで、一つも意味がわからないとなれば、中学文法からやり直しましょう。
僕は「ひとつひとつわかりやすく」と使いました。
中学英語をひとつひとつわかりやすく
一冊で中学3年間をおさらいできます。
中学文法書ならなんだって構いません。
とにかく中学の文法を抑えずに音読パッケージをやるのはやめた方がいいです。
音読の効果が全く発揮されません。

他にオススメの音読教材
音読パッケージの目的は音読をすること。
となると、音読パッケージでなくても別にいいわけです。
速単とぜったい音読
音読パッケージはあくまで音読するためのツール。
最悪、中学の教科書でも、センター赤本でも音読はできます。
音読パッケージが手に入らない方は、この本にこだわらないでほしいです。
僕はいろんな本で音読をしてきました。
音読パッケージと比べられるのは下の2点です。
本屋に音読パッケージが売っていなければ、これら中学レベルの教材を用意してもOKです。
音読パッケージの欠点
僕も音読パッケージには死ぬほどお世話になったのですが、人によっては、
・難しすぎる
・文章量が多い
・説明がわかりにくい
など、不満があったのも事実です。
確かに音読パッケージは根性がないとやりきれない教材ではあります。
そのせいで僕の周りでも、挫折者は何人かみてきました。
「もう少しこうだったらいいのにな〜」という点を踏まえ、音読2000時間、音読バカの僕が思うオリジナル音読教材を作ってみました。
他の教材も知っている僕が満足できる教材を作りました。
音読パッケージより“使いやすく”、”継続しやすい”という点に注力して作ったので、よかったら使ってみてください。
値段も音読パッケージより安めに設定しています。
何よりスマホ一台でどこでも音読できるのが続けやすい要因の一つです。

音読パッケージを続ける方法
音読をする上で一番の強敵。
それは自分です。
自己啓発書まがいなことを言ってますが、マジで辛いです。
「今日は仕事頑張ったし寝よう」
「明日やればいいだろう」
「音読意味ないしやめておこうかな」
本当に続かず、自己嫌悪になると思います。
しかし音読学習が続かないのは精神力が弱いからではありません。
物事を継続する方法を知らないだけなのです。
人間の仕組みを理解し、知識をつければコツコツ継続できるようになります。
音読と並行して進めたい勉強
ある程度慣れてきたらでいいので、一緒に並行することでさらに英語力が上がる教材を紹介します。
正しい発音で音読する
音読も慣れてきたら、軽くでいいので発音も進めたいところ。
音読中に発音練習もできて一石二鳥になります。
この辺は僕は遠回りしたので、先にやっておきたかったです。
発音を学べば、音読をしながら反復練習もできます。

瞬間英作文で、英語を使える知識に
音読をしただけでは、英語を話せるようにはなりません。
音読自体は知識を溜め込む作業。
これは一番重要であり、英語学習の中核をなしますが、話すとなると不十分です。
瞬間英作文をすれば、溜め込んだ英文を「使える知識」にできます。
音読で身体に溜め込んだ英文たちに命を吹き込む役割です。

音読パッケージの紹介は以上になります。
音読を始めるのなら、絶対に間違いない一冊です。
もし音読パッケージで困ったことがあれば、本サイトを参考にしてください。
また、音読に関してわからないことは「お問い合わせフォーム」もしくは「コメント欄」にて、なんでも言ってください!



・"900点"までの進め方を完全解説
— 高卒TOEIC@“900点”越えました! (@TOEIC07689105) April 18, 2020
・全35,000文字(PDF40枚分)
・「295点」の中学レベルでも独学可能
・書店の書籍・教材のみを使用
・社会人でも勉強期間は「約半年」
僕の持っている知識全てをぶち込みました。一緒に英語で人生を変えましょう。全力でサポート致します。https://t.co/LLlLp6Bumy