音読パッケージのやり方。サイクル回しの進め方。1〜6サイクルで合計100回。反復するメリット。

本記事では、英語学習者に向けて「音読の回数」を具体的に解説します。

 
音読パッケージってどれくらいすればいいの?
 
音読って、何をどれくらいすればいいの?

 

そう疑問に思われる方も多いでしょう。

音読本の音読パッケージという本では確かに「サイクルを回そう」という指示はされていますが、「何サイクル目は何回」という明確な数字は指示されていません。

 

1サイクル目の30回、2サイクル目の20回のみの記述であった気がします。

音読パッケージ本書にも書いてあるように、基本的には1文章合計100回を目指して音読します。

 

そして100回をやるには、おおよそ100時間かかります。

期間にして1〜3ヶ月です。

 

今回はそんな合計100回になる具体的なサイクルの回し方(音読のやり方)をお伝えします。

 

⇒【発音からやると勉強量が半分で済む!

⇒【TOEIC900までに使った教材

 

⇒【“音読パッケージ”まだ持ってない方はこちら

 




サイクル回しのやり方

私は以下のように計100回のサイクルで回しました。

参考にしてください。

 

1サイクル目(全工程で合計30回)

CD音声を聴く

いきなり何もみずに「自分はどれくらい聞き取れるのか」をテストします。

3〜4回行けばOKです。

1回目はほぼ聞き取れないので気にしなくてもOK。

せいぜい多くても5〜6回程度。

 

テキストを見ながら復唱  5回

CD音声の後(ポーズの間)に、テキストをみながら音読する。

リピーティング用のポーズがある音声を使いましょう。

 

音読 15回

テキストを見ながら音読をする。

CD音声はなし。素の音読。

 

テキストを見ないで復唱 5回

CD音声の後に、テキストを見ないで音読する。

リピーティング用のポーズがある音声を使いましょう。

 

(⚠︎1周目は難しくてほぼできません。わからない時はテキストを見ながら音読しましょう。)

 

⇒【音読パッケージ:挫折の原因と対策

 

シャドーイング 5回

CD音声の後にワンテンポ遅れて音読していきます。

ポーズなしの音声に、ついていくようにして読んでいきます。

テキストは見ません。

 

1サイクル目は以上です。

・テキスト復唱(5回)
・音読(15回)
・音声 暗唱(5回)
・シャドーイング(5回)

これら合計で30回の音読をします。

 

2サイクル目以降は、これらの回数を減らしていきます。

 

 

2サイクル目(全工程合計で20周)

テキストを見ながら復唱 3回

音読 10回

テキストをみないで復唱4回

シャドーイング3回

 

3サイクル目(15回)

テキストを見ながら復唱 2回

音読 6回

テキストを見ないで復唱 4回

シャドーイング 3回

 

4サイクル目(15回)

テキストを見ながら復唱 2回

音読 6回

テキストを見ないで復唱4回

シャドーイング 3回

 

5サイクル目(10回)

テキストを見ながら復唱 2回

音読 4回

テキストを見ないで復唱 3回

シャドーイング 1回

 

6サイクル目(10回)

テキストを見ながら復唱 2回

音読 3回

テキストを見ないで復唱 3回

シャドーイング 2回

 

以上、計6周で計100回となり、音読パッケージ完成の目安である100周をクリアしたことになります

 

⇒【音読パッケージの前に中学の文法!

英語の音読はマジで飽きるし退屈。1000時間費やした僕がやった楽しく音読する方法

 

一回でたくさん読むよりも、何度もサイクルを回したほうが効果的!

 
6サイクルもまわすの!?きっつー

 

おっしゃる通り、一周目をやられている方からすれば、「あと6サイクルもある」と思うと心が折れます。

だったら3周目も以降も30回や20回という回数で回していけば4サイクルですぐに100回には到達します。

 

しかし、徐々に15回、10回と回数を減らしていき、サイクル数を増やして完成させることをおすすめします。

サイクル数を増やすことのメリットは、文章に出会う回数が増えることです。

 

⇒【先行リスニングのやり方

⇒【聴き解きのやり方

 

サイクル数を増やすメリット

勉強は短い期間に一気に詰め込むよりも、長い期間をかけて少しずつやるほうが、長期的な記憶に残りやすいのです。

ご存知の通り、テスト前夜に一気に詰め込んだ知識は、テストが終わった後は一瞬で忘れてしまいます。

 

エビングハウスの忘却曲線を知っていますか?

 

これはものごとを忘れてしまうタイミングです。

 

1日で全て詰め込んでも、次の日には74パーセントの内容を忘れているのです。

しかし、サイクル数を増やして何回も、期間を空けて音読することによって忘却に強い勉強を実施することができます。

 

忘れそうなタイミングで復習することにより、記憶は強固なものになっていきます。

勉強というのは、忘れた頃にやるのが一番いいのです。

 

サイクル数を増やした方が時間はかかるのかというと、そんなことはありません。

 

結局合計100回読むのですからサイクル数はあまり関係ありません。

私もやってみましたが、サイクルを減らして、1サイクルで多めに音読したとしても、時間的には大差ないです。

 

むしろ、同じ文を読む時間が長くなり、退屈でモチベーションが下がりました。

少ない回数でどんどん回して合計100周を目指すのが一番いいでしょう。

 

⇒【音読はカラオケと同じ。身体が記憶する

【英語 最強の記憶術】一生忘れない勉強法”分散学習”(SRS)で単語、文法、発音を覚えよう。

 

難しい場合は2章からでOK

なぜだか音読パッケージ初級の第1章はめちゃめちゃ難しくなっています。

これが嫌でやめていく人が多いのですが、わからなくてもOKです。

 

1章は初級の中でも飛び抜けて難しいので、難しい場合は2章から始めてください。

1周してきた頃には力もついて、理解できるようになっています。

 

それでも音読パッケージ自体にピンと来なかったり、少し難しく感じる方は、僕が作った更に易しい難易度の音読教材を使ってみてください。

音読パッケージが難しく感じる方を対象に作りました。何を隠そう昔の僕です(2回挫折済み…)

⇒【簡単な音読教材 初級

⇒【音読で挫折する原因と対策

かかる日数・期間・時間

全パッセージを100回音読するにはおおよそ100時間

僕は遅い方なのかもしれませんが、それくらいみておくといいでしょう。

 

一日一時間で3ヶ月。

一日三時間で1ヵ月かかります。

 

「そんなにかかるの!?」

そう思われるかもしれませんが、英語学習の初期の段階です。

英語回路作成の土台作りにはこれくらいかけることが大切です。

 

⇒【音読で手に入る英語回路とは

 




100回は目安。こだわる必要はない。

合計100周はあくまでも目安です。

他の教材で音読をやり終え、本書が2冊目、3冊目という方は60回や70回でもいいでしょう。

 

音読パッケージはあくまで音読をするための手段。

他に進める状態であれば、どんどん進みましょう。

 

目安は「テキストをみないで復唱」を余裕でできるかどうかです。

 

⇒【暗唱(リピーティング)が難しい人の練習法

⇒【勉強が続かない!習慣のコツ”カレンダー法”

 

まとめ

・音読パッケージは6サイクルで計100周を目指す

・一度に多くやるよりも少しずつの量を、期間をかけて勉強するほうが記憶に残りやすい。

・必ずしも100周する必要はない。テキストを見ないで復唱ができるのならOK

 

音読パッケージは必ず力になります。まずは一冊、頑張ってやり遂げましょう!

英語【オススメの音読教材はどれ!?】1000時間費やした僕が、難易度・分量、面白さなどを徹底レビュー。

⇒【徹底解説!音読が効果的な理由

⇒【500時間やった感想!(音パケ)

⇒【2冊目は他の教材でOK(音パケ)

⇒【最強コンボ:音パケ×一億人の英文法

⇒【発音からやると勉強量が半分で済む!

【英語】音読パッケージこそ最強の教材。TOEIC900は全てここから始まった。

【瞬間英作文】これぞ、英語を話せるようになる方法。リスニング、文法、TOEICにも強くなる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です