【テーマ別英単語 ACADEMIC(アカデミック)】使い方とレベル、感想と評価!
テーマ別英単語ACADEMICは、単語帳というより音読教材です。
1つ1つの単語を頑張って暗記するのではなく、文章を通して覚えるもの。
特におすすめな理由は、何より文章の題材が面白いこと。
知的好奇心が旺盛な方には絶対にベストな一冊です。
今回はそんなテーマ別英単語ACADEMICの使い方とレベルについて解説します。
ACADEMICは音読に退屈しない!
ACADEMICは音読を通して英単語を覚える教材。
それは大変僕の好きな勉強法でもあります。
ただ数ある音読教材の中でも、つまらない内容のものって多いんですよ。
音読は1つの文を合計何十回と声に出して読むわけです。
つまらない題材を扱っている教材は地獄ですね。
まずやってらんないです。
そういった意味でACADEMICはかなり秀逸です。
英語の勉強を通して教養が身につく
扱っている題材は、例えば進化心理学(ダーウィン)であったり、著作権の問題、キング牧師など幅広いです。
社会のルールや人間に対する考えが英文を通して学ぶことができ、やっていて大変刺激的です。
頭のいい方だと特に、よくある変な童話の題材を扱われると「はぁ〜..」ってなると思います。
英語を学ぶはずなのに知らぬ間に教養人になっちゃうのもACADEMICのいいところですね。
英文の前の背景知識として日本語ページがあるのですが、それだけでも十分面白いんですよ。
ターゲットはTOEFL、大学院生、社会人
本書のターゲットは
・専門用語を身に付けたい大学院生
・TOEFL対策
・さらなる英語力を身に付けたい社会人
です。
まあ日常の会話で使うような単語は出てきませんので笑
しかし少し難しい新聞や論文を読まれる方には、その前のステップアップ段階として大変有用です。
かなりトレーニングとしてしごかれるでしょう。
難易度はリンガメタリカより高い
こういった教養系の教材として有名なのはリンガメタリカです。
速読単語の上級もこういった教養色の強い教材ですね。
どちらも初心者が立ち向かうと爆死します。
難易度は、以下の通り。
テーマ別英単語ACADEMIC 初級 > リンガメタリカ > 速読英単語 上級
つまり、まだ少し自信がないもしくはACADEMICで爆死したという方は、リンガメタリカ、もしくは速読英単語上級から始めるといいでしょう。
一応TOEICにも有効
一番受験者が多いテストであるTOEICですが、ACADEMICも一応効果はあります。
ただし英語力が上がった結果、TOEICのスコアも上がるといった感じです。
まあ間違いなく長文は余裕でしょう笑
(⚠︎TOEIC対策は必須!)
しかし本音をいうと少し過剰ですね。
TOEICの点数を上げることを目指している人はそこまでする必要ないと思います。
使い方
ACADEMICはCDを使って勉強していきます。
基本は音読とシャドーイング。
①背景知識・解説を読む
まずは英文に入る前のページにある日本語解説ページを読みます。
難しいので、そんなに根詰めで読まなくてOKです。
適当いきましょう。
②単語ページをパラパラみる
ここで単語を覚えるのは無謀。
パラパラと「へえ〜」って感じで読みましょう。
③ CD音声を聴く(2〜3回)
いきなりCDを流してどれくらい理解できるか計ります。
普通に理解できないので気にしないでください。
④英文を理解する
英文を黙読します。
わからないところは日本語訳を見てオーケー。
⑤音読(4〜6回)
テキストを見ながら英文を音読します。
⑥テキストを見ながらシャドーイング(3〜4回)
ここから再びCD音声を使います。
テキストを見ながらCD音声についていくようにワンテンポ遅れた音読をしましょう。
⑦テキストを見ないでシャドーイング(3〜4回)
今度はテキストを見ないでCDについていきます。
これができるようになればそのページは完璧です。
1周目はかなり難しいので気にせず次のページに進みましょう。
回数はあくまでも目安です。
実力のある方や、2周目以降はどんどん減らしていきましょう。
ACADEMICの解説は以上です。
不思議に思うかもしれませんが、音読をするだけでも単語は覚えられるようになります。
地味で退屈な音読ですが、コツコツやっていきましょう。
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