【一億人の英文法】英語人生を変える一冊。使い方から学習法、評価レビューなど。
一億人の英文法は英語学習者の人生を変える一冊です。
一億人の英文法を手に取り、すごさを知った時、僕はかなりの衝撃を受けました。
本書の特徴は「ネイティブの感覚」をつかむこと。
英語を日本語ではなくイメージで覚えます。
一億人の英文法は全英語学習者にオススメできる教材です。
・中学生、高校生、大学受験生
・TOEIC、TOEFL受験生
・英会話目的の方
・社会人、主婦のやり直し英語
どんな英語レベルにある方でも、一億人の英文法から得られることはたくさんあります。
本記事はそんな一億人の英文法について解説したまとめ記事になります。
目次
得られる効果
一億人の英文法を学ぶと、ネイティブの感覚が掴めます。
以下の例文を読んでください。
・Am I angry!
・Being well, I was able to go to school.
どうでしょうか。意味不明ですよね。
このように、肯定文なのにBe動詞から始まったり、いきなりing系から始まったりと英語は意味不明なものが多いです。
ある程度のレベルの方なら、
「それは分詞構文と言って〜」
「主語と助動詞やbe動詞が入れ替わることもあるんだよ」
とルールとして理解しているのでしょう。
しかしあくまで、それはルールとしてのはずです。
なぜそうなるかは説明できるでしょうか。
Be動詞を頭にもってきたり、ingを使ったりするとき、ネイティブは「明確に伝えたい意図」を込めて、使っているのです。
意味があって文法が逆になるということです。
学校で習うような、単に文法のルールなのではありません。
本書で学べるのはそんな「ネイティブの感覚」です。
マジで英語が面白くなります。
⇒【ingの感覚:分詞構文】
やり方・学習法
僕がおすすめするやり方は音読です。
まず、根性と情熱で一億人の英文法を2周します。
さらっといいですし、理解できなくてもオッケーです。
とにかく分厚いので読んでいて吐きそうになります。
これはもう根性と情熱で読み切ってください。
一度読み切れば後は音読しましょう。
一億人の英文法を音読するのではありません。
音読教材を音読します。
音読すると、一億人の英文法で学んだ「ネイティブの感覚」がよみがえってきますし、それの反復練習になります。
一億人の英文法で知識をつけ、音読教材で身に染み込ませるのです。
ただ読み込むだけでは効果が出ない
一億人の英文法を読み込んだところで、知識は増えますが、実際に使える英語にはなりません。本を読んだだけでは英語をマスターできないというのは、皆さんも実感があるかと思います。
大事なのは実際に口に出して読む「音読」です。
一億人の英文法を一度読み切ったら、3周目以降はゆるゆると進めていき、それと並行して他教材で音読するのです。
音読教材は何でもいいですが、「中学レベル・高校初級レベル」のものをオススメします。
僕が当時使っていたのは、音読パッケージです。
めちゃめちゃお世話になりました。
ただこの教材は中古でしか手に入らず、値段が高騰しています。
そして音読パッケージ初級も中学レベルにしてはやや難しすぎるというのが少し欠点です。汗
僕の作った音読教材もあるのでよかったら是非。
とにかく、一億人の英文法を身体に染み込ませるたい人は、絶対と言っていいほど音読をやってほしいです。
中学レベルの英文であれば特に教材は問いません!
http://www.kousotu-toeic.com/wp/?p=3197
辞書として使う
2周して、3周目以降は、一億人の英文法をゆるゆると使います。
雑誌のように暇な時に見る教材として使ってもいいですし、その辺に放置しておいても構いません。(一億人の英文法を読んだ後しばらくは音読を継続してください!!)
2周集中して読みきってからは、一億人の英文法は辞書として使います。
わからない文法や壁にぶつかったときに本書を引っ張りだすのです。
索引から、知りたい文法・用法が書いてあるページに飛んで読みます。
「わからない!」となっている時に読むのが一番定着も早いです。
こんなに分厚い本、何周も気合い入れて読むものではありません。力尽きてしまいます。
さらに詳しく!
難しい?難易度やレベル
一億人の英文法をスラスラ読むためには高一から高二レベルの英語力が欲しいところです。
しかし、それはスラスラ読むためのレベル。
スラスラ読み込む必要はありません。
吐きながら死にそうになって読めばいいのです。
実際に僕は3連休を使って図書館にこもり、死ぬ気で読みました。
中学生や初学者の方でも学べる範囲はたくさんあります。
苦しければ、読めるところだけ読めばいいでしょう。
とにかく一ミリでもネイティブの感覚を受け取ってほしいです。
読み終えるのにかかる日数
著者は読みきるのに「10日」を目安として課しています。
正直、10日でもめっちゃしんどいですよ笑
でもです。
こんなの、ちょっとずつ読んでいたら絶対挫折します。
できるならば、土日に図書館にこもり2日で読みきりましょう。
大切なのは根性と気合い、情熱です。
(2日も多分無理です。)
とにかく、パパッと読んでしまうのがベストなんです!
一億人の英文法の問題集
一億人の英文法には「問題集」があります。
一億人の英文法を身につけるためにワークになった教材です。
基本的には音読を通して、一億人の英文法の内容を身につけていきます。
大学受験・センター試験対策をメインに作られていますが、僕ら社会人にも役立つ内容です。
ただし僕個人の意見からすると、買う必要はありません。
一億人の英文法の例文を音読したいのであれば、青色のCDブックの方がオススメです。
CDブックの方が例文が綺麗に抽出してあり、音読しやすいです。
CDブック
一億人の英文法には、緑色の問題集とは別に「CDブック」があります。
このCDブックは”音読教材”です。
本書のテキストそのものを音読するのであれば、絶対にCDブックでやった方が楽です。
本書で音読するの、めちゃくちゃやりにくいです。
音読教材ではないので仕方ないですが…。
一億人の英文法をしっかり身に付けたいという方にはおすすめです。
一億人の英文法の問題集よりもこちらのCDブックの方がおすすめです。
一億人の英文法のアプリ
一億人の英文法はアプリ版もあります。
一億人の英文法に出てくる文法で、トレーニングしていくアプリです。
文法の順番を並び替えていきます。
ただしこのアプリも多くの方にはオススメしません。
別にこのアプリである必要はないかなといった印象。
そもそもアプリで勉強継続するのって困難かと…。
一億人の英文法の勉強法は、赤色の本書を読んで、後は普通の音読教材で音読しまくるのがベストです。
英会話を学んでいる方にもおすすめ
一億人の英文法は「話すための英文法」を学ぶ教材です。
英会話教材ではないので、会話に直結するのような即効性はありませんが、英会話力もアップします。
英会話は、要は英作文と同じことです。
一瞬で英文を作る能力が高いこそ、英会話が上手い人です。
なぜその文法を選択するのか。
なぜその単語を選択するのか。
一億人の英文法を学ぶことでその基準が明確になります。
ネイティブの感覚を学ぶことで、言葉選択の精度が上がり、会話はスムーズに伝わりやすくなるでしょう。
⇒【英会話には、”大西先生”の「ラジオ英会話」が一番おすすめ!】
TOEIC&英検に効果はあるのか
一億人の英文法を読めば、TOEICと英検のスコアアップも望めます。
一億人の英文法で英語力そのものが上がるので、自ずとスコアも上がるのです。
ただしTOEIC対策本ではないので、即効性はありません。
英語力が上がった結果、TOEICや英検のスコアも上がる感覚です。
そもそもTOEICや英検は英語力を測るツール。
英語力そのものをあげれば、自ずとスコアも上がります。
現に僕もTOEIC対策にかけた時間は1ヶ月もありません。
英語力を上げることばかりを考えていました。
TOEICの点数が上がらない多くの方は、TOEIC特有の対策ばかりに注力しています。
それよりも根本的な英語力を上げることを考えた方が得策です。
そういった意味で一億人の英文法は、TOEICや英検学習者にもおすすめできる一冊です。
似ている教材と比較
Forest(フォレスト)と一億人の英文法
一億人の英文法とよく比べられるのが、このフォレスト。
同じ文法書という括りではありますが、一億人の英文法とフォレストは別物です。
フォレストはかっちりとした文法書であり、学校教材に近いです。
一方、一億人の英文法は、口語的な表現やイメージや感覚による表現が多いです。
好みが大きく分かれます。
もちろんどちらを使っても、学びを得られます。
僕は読者にフレンドリーな一億人の英文法が好きです。
フォレストは無機質なので一瞬で寝てしまいます。笑
総合英語FACTBOOK
総合英語FACTBOOKは、一億人の英文法の大西先生が書いた文法書です。
一億人の英文法を「学校向け教材」として、作り直した教材です。
よって内容自体は、一億人の英文法とほぼ変わりません。
表現を固くし、「です・ます」口調にしてあるだけです。
どちらか選ぶなら、一億人の英文法をおすすめします。
ハートで感じる英文法
ハートで感じる英文法は、一億人の英文法よりも、さらに深く細かく英語を解説してくれる一冊です。
著者は一億人の英文法と同じ大西先生。
一億人の英文法よりもトピックを少なく絞り、さらに深いネイティブの感覚を学べます。
一億人の英文法の後に読み込むと、大西先生英語をもっと理解できます。
この2冊を読めば文法マスターって言っていいでしょう。
一億人の英文法についての解説は以上になります。
一億人の英文法で多くの方の英語人生がいいものになるのを願っています。
⇒【簡単に勉強を始める方法】