【みんなの英語音読 入門編】評価レビュー。やってみた感想と効果も解説。
「みんなの英語音読 入門編」のいいところは30日間で1冊を終えられるところです。
1日1日でやることが決まっており、それらの量も多くありません。
その日のカリキュラムが決まっていることと、30日間で完成できるのは初心者の方に大いにおすすめできるポイントです。
音読学習失敗の原因は続けられないことにあります。
「みんなの英語音読 入門編」はそれらの可能性がかなり低い1冊。
今回は「みんなの英語音読 入門編」について解説します。
30日間で完成できる1冊
「みんなの英語音読 入門編」は30日間、1日1日でやるべきことが決められており、勉強しやすい教材です。
音読教材は色々ありますが、「どれくらいやればいいのか」は個人に委ねられていることが大半です。
音読の効果を実感しにくい音読初心者にとって、分量の判断というのは難しいものです。「全然足りないんじゃないか…。」そのような不安を持ちながら学習を続けるのはストレスが多いです。
「これくらいやればOKだよ!」
初心者の頃はそうやって決めてくれるのが大変ありがたいのです。
1日1日の量も少なく、続けられる
1つのセクション(文章)に対し、2日間かけてやり込んでいくのですが、1日の量はそこまで多くありません。
この点も入門者におすすめできる点です。
おおよそかかる時間は一日30分程度かと。
まず1時間もかかりません。
英語学習は30分といった短い時間から始めるのが大切です。
僕は10分から始めるのでもいいと思います。
メニューとしては、一日目に
・初見リスニング
・音読計4回
・2分音読
・リスニング
早い人で20分もかからず終わります。
こんなに早く終えることができるのは、英語勉強の習慣がない人にこそ本当にオススメしたい点です。
(こんな感じ)
やり方
1セクションを二日に分けてそれぞれday1,day2と分けてやっていきます。
Day1
プリリスニング
まずは今の自分がどれくらい聞き取れるのかを知るために、CD音声を聞きます。
ほぼ聞き取れなくても気にする必要はなし。
あとあと聞き取れるようになったことを実感するためにも重要ステップです。
内容理解
わからないところは日本語訳を見ながら、内容を理解していきます。
CD音声は使わず、ゆっくり精読。
基礎トレーニング
1、区切りを一息で3回音読
以下のように一文をさらに細かく区切ります。
区切りごとに3回音読し、口をまずはならします。
This colorful machine/ will tell you/ when you should go/ or stop.
ここではどのように区切られているかを学び、文法を理解することも大事。
2、一文を一息音読
次は一文ごとに音読します。
3、2分音読
2分間で何語音読できるかを計測。
200語を越えれば万々歳。
4、ポストリスニング
もう一度CD音声を聞いて見ます。
あら不思議、かなり聞こえるようになっています。
Day2
実践トレーニング
1、オーバーラッピング
CD音声に被せるようにして、同時に読んでいきます。
頑張って平行して読まないといけないので、文章を先読みする能力が必要。
今読んでいる文章よりも目線は先の語を必要があり、これがリーディング力アップにつながります。
2、フレーズリピーティング
音声の後の空白期間で、自分がリピートします。
聞いた音声を理解し、覚えないといけないのでかなりきついです。
暗記ではなく、意味を理解することでスラスラ言えます。
スピーキング力がアップします。
3、シャドーイング
シャドーイングは音声にワンテンポ遅れてついていく練習。
音声の音をそのまま発音するので発音練習になります。
オーバーラッピング同様、音声のスピードのまま読むのでリーディングスピード、リスニング力が上がります。
仕上げ音読
最後は自分で音読。
本書に書いてある各単語のイントネーションを意識して読みます。
これまでのステップで単語発音や音の繋げ方、意味も十分理解しているので音読が上手くなっているのを実感できるはず。
⇒【音読のいろいろなやり方】
まとめ:ガチ音読教材への橋渡しになる
「みんなの英語音読 入門編」は音読を今から始める人におすすめの1冊です。
音読パッケージやぜったい音読に挫折した方は、こちらから始めるといいでしょう。
単語のレベルも中学程度で簡単。
本書で音読の効果ややり方を身体で実感した後、少し量が多い音読教材に移行していくのがいいと思います。
僕はいきなり音読パッケージだったので少しきつかったです。
「この音読意味あんのかな…」と思いながら1ヶ月ほどするのは苦しいです。
「みんなの英語音読 入門編」ならその日のうちに効果を実感できるはずです。
これを機に、音読に目覚めるための1冊となっています。
⇒【音読を継続するための方法】
⇒【音読のいろいろなやり方】