英語の音読はCD(音声)なしでもいいの?効果はあるが、デメリットもあり。
音読はCDなしの教材でやっても意味はあるのでしょうか。
結論から言って、文章を読む能力を上げるという点で効果はあります。
実際、文章はスラスラ読めるようにはなります。
ただしデメリットもあります。
それは間違った発音を身につけてしまう可能性があるということです。
今回はCDなしの音読について解説します。
CD(音声)はなくても音読の効果はある
音読をするにあたって、音声がない教材を使っても十分効果はあります。
音読をする上で大事な点である、以下の点は達成できるからです。
・英語を英語のまま理解する(日本語に訳さない)
・返り読みしない
・イメージしながら音読する
実際僕もTOEICの公式問題集のリーディングセクションは、がっつりCDなし独学音読で点数をアップしました。(公式問題集の使い方)
実際効果はあります。
音読で大切なのは読むことです。
めちゃくちゃな感じで音読しても、英文を読む能力はつきます。
CD音声がない音読のデメリット・危険性
間違った発音を身につける
しかし、CDなしで音読する場合の危険性もあります。
それは間違った発音を身につけてしまうということです。
CDがないので、単語の発音もそうですし、単語と単語を繋げる英語特有のリエゾンも身につきません。
間違った音を覚えるのは、発音とリスニングにおいて悪手です。
簡単な単語だったっり、事前に学校で勉強して発音を理解しているなら、音声なしでもOKです。
しかし、初めての教材の場合、音声がないと発音がわかりません。
結果的に、文章を読むスピードは上がるけど英語力全体の底上げは微妙です。
同じ単語を二回勉強する必要が出てくる
さらに面倒なのは、発音を再度勉強する必要が出てくることです。
意味知っている単語なのに、間違った発音で覚えているため、発音を学びないさないといけないのです。
こうなると同じ単語で二回の勉強が必要です。
また知っている単語なのに、聞き取れないという自体にも発展します。
音声を使って正しい発音を知っておくことで、二回勉強せずに済みます。
ベストはCDあり、最低でも発音を学んでから
やはりベストはCD音声ありの教材を使うことでしょう。
今の巷に出ている教材は、どれもCD音声がついた優れものばかりです。
わざわざ音声のない教材を使うべきではありません。
また、せっかくCD音声がついている教材を使うのであれば、音読だけでなく、シャドーイングで活用すべきです。
シャドーイングは、CD音声に合わせて音読する方法です。
シャドーイングを取り入れることで、退屈でつまらない音読が少しは楽しくなります。
もし、CDを使わないやり方で学ぶのであれば、先に発音を学ぶことをオススメします。
英語の発音をマスターしてしまえば、単語・発音記号をみただけでだいたいの読み方がわかります。
実際語学の勉強は発音から学ぶのが一番の近道だと言われています。(1)
CDなしの音読についての解説は以上です。
音読自体はCD音声なしでも十分可能であり、効果もあります。
発音を学んだ方であれば、CD音声なしで全然構わないです。
普通の英語学習者の方はCD音声を聞いて、正しい読み方を学び、シャドーイングも取り入れながら音読することをおすすめします。