英語の音読で舌(口)が回らない場合の対処法。反復練習とゆっくり読むことが大切。
音読を始めた頃は僕も全然口が回りませんでした。
そもそも僕、日本語の音読さえもめちゃくちゃ下手でした。
(国語の授業で恥ずかしい思いをしてました)
でも心配いりません。
回数を重ねるごとに音読は上手くなっていきますし、英語力もついてきます。
今回は英語の音読で舌が回らない場合の対処法について解説します。
できる限りゆっくり読む
音読と言われるとスラスラ読むイメージがありますが、初心者の方には難しいです。
黙って読むのも難しいのに、声に出すとなるともっと難しい決まっています。
スピードは気にしなくてもいいです。
めちゃくちゃゆっくり読みましょう。
音読で大切なのは声に出して読むことです。
声に出しさえすれば、音読の目的である以下の三点をトレーニングできます。
・英語を英語のまま読む(訳さない)
・返り読みしない
・読みながらイメージする
クラスで読むと笑われるくらいのスピードで構いません。
自分が読めるスピードで丁寧に読んでいきましょう。
スポーツと同じで読むうちに上手くなっていく
始めはゆっくりでも読むうちにスピードが上がってきます。
少し想像しにくいかもしれませんが、音読という声を出す行為もスポーツと同じです。
実際、口の形を変えたり、喉や声帯を震わせて音を出しています。
身体を使っている行為なのです。
身体は同じ動作をやろうとすればするほど、上手にスムーズになっていく特性があります。
スポーツの反復練習と同じです。
小さい頃には持てなかった箸がもてるのとも同じです。
つまり音読も繰り返していくうちに、口(舌)が回るようになります。
才能もクソもありません。
何回もやっていると身体が勝手に上達するのです。
極端な話、同じ文を100回読めば、絶対上手に読めるようになります。
そこまでする必要もありませんが、要は繰り返し読むことは音読において必須なのです。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name= ] 全然音読できない…[/speech_bubble]
そう言って落胆する必要は一ミリもありません。
音声をゆっくりにしてシャドーイングする
舌が回らないのを解消する手段として、シャドーイングがあります。
シャドーイングはCD音声の後に、ついていくようにしてワンテンポ遅れて音読するんのです。
シャドー(影)のように音読するからシャドーイングです。
おすすめはCD音声をスローにすることです。
便利なアプリやウォークマンを利用してスローの音声でシャドーイングするのです。
耳で聞いた音声を口がそのまま真似しようとするので、上手に音読することができます。
音読で苦戦していた文章も、シャドーイングなら知らぬ間にスラスラ言えていたこともありました。
ぜひスロー音声でのシャドーイングも試してみてください。
⇒【音読のいろいろなやり方】
そもそも文章が難しい
黙読であれば簡単に読める文でも、音読だとうまく発声できない英文が存在するケースは私も見てきました。
その現象は音読教材としてのレベルが合っていない時に起こります。
読む文に関しては簡単でも、音読のレベルでは合っていないのです。
また、物語によっては想像しにくいものや、繋がりが悪いものが入ってきたりしても、音読がしにくくなります。
もし読み辛さがある教材なら、もう少し簡単な教材を選んでください。
音読教材のレベルが合わず、うまく音読できないことは私がこれまで教えてきた方の中にもよくおられました。
もし他にいい教材が見つからなければ、私の方でもうまく音読できない方も対象にしている教材を作成しているので、使ってみてください。
(PDFを印刷しました)
前半から後半にかけて文章の難易度を上げているため、序盤はかなり易しいレベルにしてあります。
口が回らない方は、初めの1〜5パッセージを周回するだけで改善します。
単語と単語の歯切れもよくなるよう単語を組んだので、初心者の方にとって使いやすいかと思われます。
⇒【初心者用 音読教材】
音読の舌が回らないことについての解説は以上です。
大切なのはスポーツを同じく反復練習です。
始めはうまくできなくて当たり前なので、焦らずコツコツ上達していきましょう。
⇒【音読を継続するための方法】